軽音楽とは、その問いに答えるべく6年間の歳月を費やしました。
今ここにはっきりと言えること、それは聞いてくれる人に気持ちを伝えるということです。
それも、なるべく少人数の編成であるバンドという形態なら、一人一人の役割が重要になってきます。
気持ちとは、よく世界観という言葉に置き換わります。
その人が持っている世界観、バンドが共有している世界観を伝える手段が音楽であるということ。
まさに、高校の軽音楽部が目指している方向性だと思います。
例えば、大会だけが全てじゃない、音楽は優劣の付けられるものではない、という意見に対して今までしっかりとした答えを伝えることができませんでした。
その通りです!音楽は奏でる者と、それを受ける者に成り立つコミュニケーションです。
しかし、そんな問いに対して桜町の部員は自ら答えを出してくれました。
たった一人に伝えたい演奏、それは聞いている全ての人に伝わる演奏であるということ。
伝えたいと思う気持ちが演奏に宿った時に、人の心に響く音楽になりうること。
審査員に届くなんてチッポケなものではないのです。
君たちの音楽にはその力があります!
その気持ちも十分にあります!
本当にこれからが楽しみな桜町軽音ファミリーです。
存分に自分の奏でる楽器の音、声を楽しみなさい。
結果なんてあとから付いてくるオマケです。
君たちの音楽を受け止めたくて、仕方ない人たちはたくさんいますよ。
僕もその代表として、いつまでも変わらずにいるつもりです。
さあ、桜町の音を鳴らしてください!
今こそ、その時です。
「伝わる謳歌の音心」
東京都立桜町高等学校
軽音楽部顧問
室井 利仁
0 件のコメント:
コメントを投稿